日本語の表現
ポイント-1-
""(ダブルクオーテーション)をつける
ポイント-2-
OR を駆使する
ポイント-3-
-(マイナス記号)を駆使する
では、実際にはどのような活用方法があるのでしょうか。
・この言い方とこの言い方、どっちが一般的?
例えば形容詞「つまらない」に様態「そう」がついた形は
「つまらなそう」
「つまらなさそう」
どちらがよく使われるでしょうか。
"つまらなそう" の件数と "つまらなさそう" の件数を比較します。
ダブルクオーテーションを忘れずに。
・一緒に使うことが多いことばは?
「~を紛らす」ということば。~の部分にはどんなことばを使うことが多いでしょうか。
まずは "を紛らす" で検索。
「気を紛らす」という使い方が多いことに気がつきます。
次に「"を紛らす" -"気を紛らす"」 で検索。
マイナス記号がポイント。
「気を紛らす」以外の「紛らす」を調べているというわけです。
「寂しさを紛らす」ということばが多いようです。
だったら今度は
"を紛らす" -"気を紛らす" -"寂しさを紛らす"
とします。
そのようにして多く出るキーワードを取り除いていくと、それ以外の使い方が抽出されます。
いわゆるコロケーションが判明していきます。日本語表現活用辞典
があれば簡単にコロケーションを調べることができます。
・ネットとは言ってもある程度きちんとした文章の中から検索したいのだが・・・。
例えば朝日新聞のサイトなら(一般的なブログなどと比べれば)きちんとした文が載っていると思われます。
キーワードの後ろに
site:www.asahi.co.jp
とつけると該当するサイト内の文だけが検索できます。
朝日でもいいのですが、読売やNHKは検索結果が多く出る傾向にあります。
読売→site:www.yomiuri.co.jp
NHK→site:www.nhk.or.jp
青空文庫も有名です。
site:www.aozora.gr.jp
ただ、出典の古さはしかたがありません。
・簡単なことばほど例文を探すのは難しい・・・。
例えば「つて」ということばの例文を探したいとき 「つて」と入れて検索してみます → たちつてと?? 記憶を辿つて?? どはつてん?? 酒に酔つて??
では、「つてを」で検索してみると・・・? → 「つてを頼って」などがでてくきます。 それでも、あいかわらず「酒に酔つて」が出ます。 「つて」と「を」が離れているものも検索されてしまうようです。それでは
「"つてを"」のように"(ダブルクオーテーション)でくくってみます。
やっといくつか目的のものがでてくるようになりました。
・1文の中にキーワードが2つある文型はどうやって検索する?
「せっかく~のに」
「~からといって~とは限らない」
「~にしろ~にしろ」
など2つのキーワードで間に何か言葉を挟むことによって文が成立するような表現の場合、単純に
「せっかく のに」
で検索してもうまくいかないかもしれません。「せっかく」と「のに」が大きく離れて別々の文にある場合も検索されてしまうためです。
それでも「せっかく~のに」ならいくつかそれらしい例文は見つかります。
しかし、
「~にしろ~にしろ」
のような文型だと
「にしろ にしろ」と検索しても「いい加減にしろ」等ばかりで目的の文はなかなか見つかりません。
そんな時は *(ワイルドカード) を使います。
ワイルドカードは「任意の文字列」を表します。
「にしろ*にしろ"」
と間にワイルドカードを挟んで検索することによって
「敵にしろ味方にしろ~」などの例文が見つかりやすくなります。
関連リンク(外部)
http://forty-n-five.boy.jp/blog/2008/07/google_1.php
あなたが知らない(かもしれない)Googleコマンドまとめ
http://www.popxpop.com/archives/2006/12/google_3.html
例文探しにGoogleを使うことがあります。
今ではすっかり一般的になっています。
しかし、ネット上の文章は玉石混淆。
授業で使える例文を探すのにはこつが必要です。
ポイント-1-
""(ダブルクオーテーション)をつける
~キーワード完全一致~
これには、「完全一致」の意味があります。
例えば複合動詞「寄せつける」の例文を探すとします。
単純に「寄せつける」と入れただけでは、「寄せ」と「つける」が離れているものもヒットしてしまいます。
これでは困ります。
そこでダブルクオーテーションを入れて "寄せつける" とします。
すると、「寄せつける」に完全に一致したページだけがヒットします。よく、検索結果の件数を見て
「1万件か。けっこう使われているな。」と
一般的な言い方かどうかをチェックしたりしますが、
このときは必ず""(ダブルクオーテーション)をつけて調べます。
ポイント-2-
OR を駆使する
~複数のキーワードのうち、どれかを含むページを検索~
複数のキーワードを入れると、通常は「AND検索」となります。
つまり、キーワードが全部含まれているページが検索されます。
複数キーワードのうち、どれか一つ(以上)含まれているものを検索するには、キーワードの間に OR を入れます。先ほどの例で言うと、"寄せつける" OR "寄せつけて" OR "寄せつけない"と
ORを入れると、より多くの例文が検索できることになります。
ORは大文字であることに注意。
「寄せつけない」のように実際には「ない形」で使用することが多い語彙は特にこの方法が有効です。
ポイント-3-
-(マイナス記号)を駆使する
~あるキーワードを含まないページを検索~
○○と△△がよく一緒に使われることはわかる。じゃ、それ以外にどんなことばと一緒に使う?
という時に使えます。
例えば、「うずめる」の例文を探してみます。
すると、「骨をうずめる」という言い方が非常に多いことがわかります。では、それ以外にはどんな用法があるのでしょうか。
そんな時は、 -(マイナス) 検索を使用します。
「うずめる -骨」
または「うずめる -"骨をうずめる"」
で調べてみると「顔をうずめる」など、「骨」以外の例文が見つけやすくなります。その他に、一つの語彙にいくつかの意味・用法があって
検索結果がことごとく調べたい用法とは違う用法の例文ばかり、というときや
ある分野のページばかりが出てきてしまう、というときにも-(マイナス)は使えます。
以上3つのテクニックを使うだけでもかなり検索精度は上がります。
実際の活用法を次回ご紹介します。
もちろん、その場で思いついたことを言ってもいい、つまり自作もOKなんですが、慣用的によく使われ、日本人なら聞けばすぐ理解できる、というものも多いです。
高い授業料を払う
金をどぶに捨てる
札束でほっぺたを叩く
金に物を言わせる
きのうのことのように→よく覚えている
盆と正月が一緒に来たような~
口で言うほど→簡単ではない
何事もなかったかのような→(冷静な)表情
死ぬかと思うほど→危険だった
必ずと言っていいほど~
足の踏み場もないほど→汚い部屋
口では言い表せないほど
知れば知るほど
三度の飯より→好き
働き蜂のように/蟻のように→働く
壁にぶつかる
右に並ぶものがないほど→優秀。すばらしい。すごい。
水を打ったような→静けさ
金太郎飴のように→同じ
他を寄せ付けないほど→強い。美しい。圧倒的な
目を見張るほど の→進歩
類を見ないほど
芋を洗うような→混雑(賑わい)
うだるような→暑さ
我を忘れるほど→うれしい
いてもたってもいられないほど→うれしい、楽しみ
天にも昇るほど→うれしい
虫ずが走るほど→きらい
きのうまでの~がうそのように→静か
貝のように→口を閉ざす
天地がひっくり返ったような→騒ぎ
時間を忘れるほど→夢中になる
とってつけたような
集中砲火を浴びせる/浴びる
心に穴が空いたよう
(永遠の)眠りにつく
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし
「名言」には比喩をうまく使ったものが多いですね。
蝶のように舞い、蜂のように刺す
だんだん変な方向に来てしまいましたが・・・。
日本語学習者も、このような比喩がうまく使えると、周りの人に「おっ」と思われると思うのですが、意外とこのようなものをまとめた日本語学習用の本ってないですね。
(随時更新)